悩みを打ち明ける方法

~こころが傷つかないように悩みを打ち明ける方法とは 相談窓口の選び方~

悩みを誰かに打ち明ければこころが軽くなるのでしょうか。

その答えは「こころが軽くなる」と、かえって「こころが重くなる」のどちらもあります。

 

悩みを打ち明けてもこころが軽くならないのはなぜ?

 

悩みを誰かに打ち明けたら、こころが軽くなるどころか、逆にこころが重くなってしまうことがあります。

 

悩みを抱え込んでいるときは、こころに鎧をまとっているような状態です。

 

相談するということは、まずこころをガードしている鎧を外さなければなりません。

そして自分にしか見えていなかった、こころの奥をさらけ出すのです。

 

こころをさらけ出している状態になると、元気な人にはなんともない言葉でも、こころが弱っていると言葉がナイフのように、こころを傷つけてしまうことがあります。

 

例えば………

 

相談窓口に出向いてみた場合、医師の問診のように、どんな症状(悩み)ですか?それはいつからですか?きっかけは何ですか?どこかに相談されましたか?なんと言われましたか?治療はしましたか?症状は改善しましたか?今何が一番つらいですか?

 

……ともし初めて対面する方に次々と質問をされたら、どうでしょうか。

 その聞き方が事務的だったらどんな気持ちになるでしょうか。

 

挙句の果てには、的外れなアドバイスをされたり、こちらでは診ることができませんので、別の施設を紹介します……となることもあるかも知れません。

 

勇気を出して打ち明けたのに、事務的な対応でこころに寄り添ってくれたと感じられなかったら……人に知られたくない、知られると恥ずかしいことを、こころの奥を丸裸にされ、傷つけられ、さらにこころが重くなってしまいます。

 

 

 

身近な人や友達に相談した場合はどうでしょうか。

 

気持ちを分かってくれたり、励ましてくれたりすれば元気をもらえるのですが、アドバイスによってかえって落ち込む~なんてこともあります。

 

例えば………

 

先輩に(上司に)嫌なことをされたという悩みに、じゃあ先生に(もっと上の上司や代表に)相談してみれば?

または、大人しくしてるから言われるんだよ、強気で言い返せば!

とアドバイスをもらったとします。

その通りにしてみて解決する場合もあるし、逆にその環境に居づらくなることを考えると、簡単には言えない場合もあります。

 

メンタルが滅入っていて家に引きこもっているという悩みに、大丈夫だよ!精神科で薬を処方してくれるよ。放置しないでちゃんと治療しないと駄目だよ。

または、いつまでも甘えていないで、責任を果たせるように頑張って!とアドバイスをもらったとします。

 

 

せっかくアドバイスをもらっても、アドバイスの通りにできない場合には、そのつらさから、かえってこころが重くなってしまうのです。

 

こころが傷つかないように悩みを打ち明ける方法とは

 

悩みを打ち明けるということは、こころにまとった鎧を外し、誰にも見られたくないこころの奥まで丸裸にするということです。

 

もし信頼できる家族や友達ではなく、初対面の相手に相談する場合は、安易にさらけ出して傷つかないようにするために、最初は鎧をつけたまま話をしてみるということが大事です。

 

そして悩みの一部分だけをまず聞いてもらいます。

 

相手の反応や、どれだけ自分に寄り添ってくれているかを確かめながら、この人になら打ち明けられそう~と感じたら鎧を外しオープンにします。

 

信頼できる相手に聞いてもらうと、どわーっと今まで溜めていたものが溢れ出てきます。

 

信頼できる相手ならそれを受け止めてくれます。

 

いくらでも泣いて、吐き出してもいいんですよ。

 

我慢しなくていいんですよ。

 

 

相談窓口の選び方

 

インターネットで検索すると、多くの相談窓口が表示されるので、迷ってしまいますよね。

 

国や自治体が運営しているものから、民間の企業、個人のカウンセラー、一般の方が対応してくれるところまで、様々な窓口があります。

 

電話やLINE、チャット、メール、ズーム、直接対面……無料から有料まで方法やサービスも様々。

 

選び方としては

1.方法:対面で話をしたいのか、電話で話をしたいのか、チャットやメールなど文章で伝えたいのか

2.料金:有料か無料か、有料の場合はどれくらいかかるか

3.個人情報:個人情報はどこまで必要となるか、メールアドレス、本名、電話番号などは必要となるか

 

この3点を基準に選ぶとある程度絞られてきます。

そして、カウンセラーの資格があるかないかについては、相談内容によっても違いがあるのと、一般の方だから対応が悪いということもありませんので、資格や業務形態ではなく、自分に合うか、寄り添って話を聞いてくれるかが一番重要です。

 

まずは勇気を出して、悩みの一部を聞いてもらって、信頼できる相手かを確かめるつもりで、一歩踏み出してみてはいかがでしょうか。

 

もし相手が自分に合わないと思ったら、無理に悩みを告白する必要はありません。

ただ、話を聞いてくれて、時間を割いてくれたことには、キチンとお礼を言いましょう。

 

 

そして、この人になら心をさらけ出せると思ったら、また同じ方が対応してくれるのか、毎回違う方なのか、同じ方にお願いする方法などを確認しておきましょう。

 

どうかあなたが悩みを吐き出すことができて、こころが軽くなりますように。

 

ハート&ウェブはあなたを応援しています。

 

 

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