~なぜ悩みを誰にも相談できず一人で抱え込んでしまうのか、解決できない悩みはどうすればよい?~
「一人で悩みを抱え込まないで、誰かに打ち明けよう」という意味のフレーズをよく耳にしますが、悩みを持つ多くの人は、なかなか人に悩みを言えず追い込まれてしまう、という傾向があります。
では、なぜ一人で悩みを抱え込んでしまうのでしょうか……
悩みを打ち明けられない理由の1つとして、悩みを人に打ち明けることによって自分自身がさらに傷つくという心配があります。
具体的には
・つらい気持ちを言葉に出すことで、現実を直視しなければならない
・つらい気持ちを言葉に出すことで、つらさが増してさらに気持ちが沈む
・人に悩みを知られてしまうのが、恥ずかしい
・人に弱い人間、駄目な人間、愚かな人間だと思われる
・自分の気持ちを分かってもらえない、理解してもらえない
・上手く説明できず、勘違いされたり、注意されたりする
・悩みを打ち明けると、嫌な顔をされてしまう、迷惑をかけてしまう
・悩みを打ち明けると、大ごとになってしまう
以上のような結果になった場合、弱った心がさらに傷ついてしまうのでは……という心配があります。
したがって傷つくのを恐れてなかなか人には言えないのです。
悩みやつらいことを誰にも相談せずに一人で抱え込んでいるとどうなるでしょうか。
大抵悩みというものはひとつではなく、幾つもの悩みが複雑に絡み合っているものです。
考え方を変えればすぐに解決するなどという簡単なものではありません。
逃げ場がなく、もうどうにもならない。
前向きに考えようと思って意識しても、気持ちが沈んでそんな気にはならない。
先のことが心配で、明るい未来を想像することができない。
今の生活が苦痛、不安でたまらない、生きているのが辛い
そんな、こころがギュッと締め付けられるような苦しい思いや、気持ちの落ち込みが続くと、次第に体にも影響が出てきてしまいます。
心と体は常に影響しあっています。
倦怠感があり思うように動けない、食欲がない、過食に走る、不眠、耳鳴り、頭痛、腹痛、腰痛……など様々な体の不調へと繋がる心配があります。
中には、深い苦しみやストレスが原因で、深刻な病を発症している方もおられます。
もちろん悩みは解決できれば、それに越したことはありませんが、そう簡単にはいかないのが悩みというものです。
でも今のつらい状態から少しずつでも楽になれるようにしたいですよね。
いったん悩みをどうにかしようと思うのをやめて、自分の内面を見つめてみませんか?
自分を責めないで
ます実行して欲しいのが、自分自身を責めないということです。
もちろん失敗をしたならば、反省すべきところは反省して、今後に活かせばよいのです。
そうすれば失敗ではなくプラスの経験だととらえることができます。
自分を大切に
そして自分自身を大切に、自分の一番身近にいるのは自分自身です。
「頑張ったね自分!」「偉いね自分!」「どんまい自分!」と、一日に何度も声に出して言ってみてください。
親や他人に認めてもらいたいと思うより、自分自身に納得できる人生を歩むことを目標にしてみては?
自分の好きな物、好きなこと、好きな人を思う気持ちを大切にして、自分の感性を大切に、自分の感性を信じてあげましょう。
自分の感性は人と違ってもいいんです。普通と違ってもいいんです。そもそも普通なんてないんですから。
自分の能力に気づいて
人にはそれぞれ能力がありますが、人と比べたり、自分にない能力を伸ばそうと思ったり……それができなくて落ち込むのは間違いです。
人が皆同じ能力を発揮しても世の中は成り立ちません。
好きと楽しいを見つける
人付き合いが得意な人、スポーツが得意な人、掃除が得意な人、頭の良い人、手先が器用な人、動物に好かれる人、経営のセンスがある人、研究に没頭できる人、音楽・芸術的な才能がある人、話術のある人、文才のある人……
人それぞれに能力があります。なんの能力もないと感じている人は、自分の能力にまだ気が付いていないだけです。
まずは少しでも興味があること、楽しいと思えることを見つけることから始めてみてください。
人間関係に悩んだら
人間関係の悩みはどの年代にもあるかと思いますが、苦手な人が言うこと、やることが気になる、許せない、などと思うこともあるでしょう。
時には相手の期待に応えられず、嫌味を言われたり、冷たくされたりすることもあるかも知れません。
そんなときは、いつか状況が変わることを信じて、目の前のやるべきことに一生懸命に取り組んでみることが大切です。
苦手な人に焦点を合わせるのではなく、自分の課題に精一杯取り組み結果を出すことです。
でも無理をし過ぎることなく、いつでも逃げることはできるのですから、どうしようもなくなれば逃げることも必要だということを忘れないでください。
人との縁がない悩み
孤独で寂しさを感じている人は多いようですが、たとえ家族や友人がいても孤独を感じている場合もあります。
孤独になってしまう原因はなんだろうと考えても分からない、なぜか人が離れて行ってしまう、人との縁がないと悩む人もいます。
つい人を傷つけることを言ってしまう、自己中心的な行動をとってしまう、内向的で人に話しかけられない、などと原因が把握できているならばそれを改善すればよいのですが、なぜ人が離れていくのか分からず悩む方も少なくありません。
孤独は環境とタイミング
そんな時には、自分は嫌われ者、誰からも愛されない、なんて思わないでください。
環境やタイミングで、孤独になってしまうパターンは案外多いものです。
あなたを必要とする人にまだ出会ってないだけです。出会ったとしても環境のせいで離れてしまったのかも知れません。
環境とタイミング、この2つがよい方向へ働くようになれば、必ずあなたの周りに、あなたを必要とする人が現れます。
人生は移り行くもの
つらいことは永遠に続くのではないと信じてください。
今はつらくても、この先には想像もできないような未来があると信じてください。
憎んでいる人がいても、一生その人を憎み続けることはないかも知れません。
人生は移り行くもの、様々な経験を通し、考えも変わっていきます。
「ありがとう」を見つける
今あることに、今持っているものに感謝することはできますか?
足りないものを数えるのはやめましょう。
もちろん感謝できない時があっても大丈夫。そんな時もあります。
まずは小さな「ありがとう」を見つけて、「ありがとう」と言葉に出してみてください。
心地よいと思う方向へ
時には人をうらやんだり、どうして自分だけがこんなに不運なんだろう、と思う気持ちがあってもいいと思います。
そんな気持ちも受け入れてあげてください。
でもそればかり考えるのではなく、自分が心地よいと思う方向へ進むこと、そしてまわりの人を思いやり、与えることを意識してみましょう。
一歩ずつ、少しずつ
一歩ずつ、少しずつ……幸せな未来を信じて……
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